英ダラム大学が作成した、合意されている国境線のほかに、領有権が主張されている地域、今後領有権が主張される可能性がある地域が記された北極圏の地図(2008年8月6日入手)。(c)AFP/DURHAM UNIVERSITY
【8月7日 AFP】英ダラム大学(Durham University)の国際国境リサーチユニット(International Boundaries Research Unit、IBRU)は6日、各国の国境線を記した北極圏の地図を初めて作成し、公開した。北極圏には天然ガスの鉱床や油田があることから、境界線をめぐっては今後議論が紛糾する可能性を秘めている。
地図には、合意されている国境線のほかにも、領有権が主張されている地域、今後領有権が主張される可能性がある地域が記されている。現在、北極圏沿岸のロシア、カナダ、米国、デンマーク、アイスランド、ノルウェーが、北極の領有権を主張している。
ロシアは前年、北極がロシアのものであることを誇示するため、潜水艇を使って、北極点の海底にロシア国旗を埋め、各国の反発を招いた。
米地質調査所(US Geological Survey、USGS)は前月、世界の原油と天然ガスの未発見埋蔵量の5分の1が北極圏に眠っているとする報告書を発表している。
IBRUのマーチン・プラット(Martin Pratt)氏によると、こうした資源に最も熱い視線を向けているのは、天然ガスのインフラが整備されているロシアだという。
北極の資源が注目されている背景には、地球温暖化もある。氷が溶けて、北極の資源探査がしやすくなったためだ。「北極の資源開発は、想定よりは進展の方向へと移行しつつある」とプラット氏。
だが、資源開発は、北極という「世界唯一の環境」の破壊につながるとの懸念も持ち上がっている。(c)AFP










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