マレーシアのボルネオ(Borneo)島(カリマンタン島)サラワク(Sarawak)州ミリ(Miri)のウルバラム(Ulu Baram)熱帯雨林に架かる虹(2007年12月13日撮影、資料写真)。(c)AFP
【7月24日 AFP】ボルネオ(Borneo)島のマレーシア領サラワク(Sarawak)州にある世界遺産、グヌン・ムル国立公園(Gunung Mulu National Park)の遺産登録が、同島での水力発電ダム建設計画によって脅威にさらされている。
国連教育科学文化機関(ユネスコ、UNESCO)によると、総面積5万2864ヘクタールのグヌン・ムル国立公園内には、109種のヤシを含む約3500種の植物が分布する。標高2377メートルのムル山の地下には少なくとも295キロの鍾乳洞や洞くつが広がり、そこに数百万匹のアナツバメやコウモリが生息するとされる。
しかし、現在提案されているトゥトー(Tutoh)川流域への220メガワット級水力発電所の建設が進行すれば、グヌン・ムル国立公園は水没してしまうと、環境活動家らは警告している。
スイスに拠点を置くブルーノ・マンサー財団(Bruno Manser Fund)は、ダムによる打撃によって公園の境界が変化してしまう恐れがあり、その場合、ユネスコの規定により世界遺産登録の取り消しが検討される可能性があると指摘している。(c)AFP/Ivy Sam
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