【7月23日 AFP】米カリフォルニア(California)州ロサンゼルス市(Los Angeles)は22日、2010年7月1日以降すべてのスーパー、食料品店、小売店でのレジ袋を禁止する条例を採択したと発表した。

 2010年7月1日以降、すべての買い物客はマイバッグを持参するか、紙または生分解可能な素材でできた袋を25セント(約27円)で購入しなければならなくなる。

 その目的は、非生分解性の材質でできたレジ袋が年間23億枚も配布され、それらが投棄されて環境を長期間にわたり汚染しているという現状を打破することにある。動物がレジ袋を飲み込んで死亡する例も後を絶たない。

 2007年には、同州サンフランシスコ(San Francisco)市が全米で初めてレジ袋禁止条例を制定している。両市のこうした動きは、2012年までにレジ袋を禁止する州法を制定するよう州議会議員に圧力をかける狙いもある。(c)AFP