【6月5日 AFP】中国で3番目に大きい江蘇(Jiangsu)省の淡水湖、太湖(Taihu)流域の工場に対し、排水の汚染レベルが規定値を上回った場合の罰則が強化されることとなった。

 英字紙チャイナ・デーリー(China Daily)によると、違反した工場に対して最大でこれまでの5倍となる1億元(約15億円)が科せられる。
 
 罰則強化は太湖の汚染問題が深刻化した前年に政府が導入を決定したもので、5日から発効する。

 太湖は中国で古来より豊かな水をたたえる最高の名勝地として知られてきたが、近年、家庭排水や工業・農業排水の流入などによる汚染が著しく、問題となっていた。(c)AFP