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マサイマラのカバの死骸から農薬を検出、動物保護団体が農薬禁止を訴え

  • 2008年04月30日 09:57 発信地:ナイロビ/ケニア
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ケニア・ツァボ(Tsavo)国立公園のカバ(2003年2月20日撮影)。(c)AFP/GABRIEL BOUYS

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【4月30日 AFP】ケニアのマサイマラ国立保護区(Maasai Mara Game Reserve)でカバ5頭の死骸から毒性が極めて強い農薬カルボフランが検出されたことを受け、環境保護団体は28日、この農薬を禁止すべきだと訴えた。

 同保護区によると、このカバを食べて麻痺を起こしたライオン4頭からも、カルボフランが検出されたという。

 動物保護団体「ワイルドライフ・ダイレクト(Wildlife Direct、本部:ナイロビ)」のリチャード・リーキー(Richard Leakey)会長は、「国内各地で容易に手に入るカルボフランが人間の健康と環境に与える被害は甚大だ」とのコメントを発表し、使用を法律で禁止するよう政府に呼びかけた。

 別の活動家は、「カルボフランが現在のレベルで使用され続けた場合、ケニアのハゲタカ2種が10年以内に絶滅する恐れがある」と警鐘を鳴らしている。 

 ケニアでは、1990年代から西部と中部のジャガイモ、トウモロコシ、コメ、ブドウ、大豆畑の近辺でアヒルなど水鳥の死骸が頻繁に見られるようになって以来、カルボフランの危険性が指摘されている。

 カルボフランは地表や植物に直接まく農薬。神経系に作用し、頭痛、吐き気、目まい、視力障害、意識障害、筋力低下を招き、大量に摂取した場合には心肺が麻痺して死に至る。

 カルボフランは、欧州では既に販売・使用が禁止されており、米国でもまもなく禁止農薬に指定される見込みだ。ケニアではAgroEvo East Africa社が製造し、フラダン(Furadan)の商品名で流通している。(c)AFP

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