【3月19日 AFP】 アラブ首長国連邦(UAE)のドバイ(Dubai)が今月、地球温暖化に対する啓発活動として1時間の消灯を促すキャンペーン「アースアワー(Earth Hour)」に参加することになった。

 このキャンペーンは世界自然保護基金(World Wide Fund for Nature、WWF)支援の下、地球温暖化に対する啓発活動として、前年にシドニー(Sydney)で開始された。29日の夜、ドバイのほか世界24都市が闇に包まれる。

 ドバイの同キャンペーン後援者らは18日、「ドバイはアラブ初のキャンペーン参加都市となった」と発表した。

 WWFの2004年の報告によると、UAEは、人間が自然環境にどれだけ依存しているかを示す指標「エコロジカル・フットプリント」が世界最大。これは1人当たりの自然資源消費量が最大ということを意味する。

 ドバイの住民130万人は29日午後8時から1時間、不要な電気や家電のスイッチを切るよう促される。地球温暖化と戦う行動力があること、力を合わせることで状況を変えることができることを世界に向けて発信する。(c)AFP