【2月5日 AFP】国際動物福祉基金(International Fund for Animal Welfare、IFAW)は4日、米政府に対し、ホッキョクグマを絶滅危惧(きぐ)種に指定するよう要求した。アラスカ(Alaska)州では石油・ガス採掘権の売却を数日後に控えており、採掘活動による生息地の破壊を未然に防ぎたいという狙いがある。
米政府は6日までに、同州チュクチ海(Chukchi Sea)の数百エーカーのホッキョクグマ生息地における石油・ガス採掘権を売却することになっている。
IFAWは声明を発表し「絶滅危惧種の生息地での石油採掘には、米国魚類野生生物局(US Fish and Wildlife Service)の許可が必要になる」と意図を説明。さらに「ビッグビジネスの利権のために、ホッキョクグマの生息地が脅かされ、それを保護すべき政府の無能ぶりも明からさまになる」と非難した。
一部の米議会議員が「準絶滅危惧種」に指定することを提案した点については、「米国人がカナダでシロクマを密猟して米国に持ち帰ることを認めるなどの特例を認めることになり、抜け道だらけの保護条例を適用することになる」と異議を唱えている。
また、米国魚類野生生物局がシロクマの準絶滅危惧種リストへの追加について、「アラスカ州の石油・ガス採掘権の売却後に行う」としていることについて、同団体の広報担当者は「売却について例外事項にしようともくろんでいる」と批判した。
米当局者は前月、同地域の石油・ガス採掘はシロクマの生息には影響しないと発表している。同地域の石油埋蔵量は150億バレルと見込まれている。(c)AFP
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