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夢の水素自動車、実用化の道のりはまだ遠い?

  • 2007年11月26日 15:25 発信地:ワシントンD.C./米国
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2007年11月14日、ホンダ(Honda Motor)が発表した新型燃料電池車「FCXクラリティ(FCX Clarity)」。(c)AFP/GABRIEL BOUYS

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【11月26日 AFP】米国は向こう20年で水素自動車の普及を図る方針を示しているが、水素がガソリンに取って代わるには、経済性や実用性の問題を克服しなければならないと専門家らは指摘する。

 ジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)米大統領は2003年、石油輸入への依存を減らし、汚染物質を排出しない水素燃料の開発を推進する12億ドル(約1300億円)規模の計画を発表した。

 テキサス(Texas)州に拠点を置く法律事務所ブレースウェル&ジュリアーニ(Bracewell &Giuliani)の環境・エネルギー規制を専門とする法律家、ティモシー・ウィルキンス(Timothy Wilkins)氏は「20年後ではなく、100年後なら水素はそのような役割を果たせるかもしれない。ガソリンのような規模で生産するには燃料ステーションなどのインフラ整備なども必要となり、100年はかかるだろう」と指摘する。

 水素は石油、メタノール、天然ガスより大きなエネルギーを持っているが、軽いために貯蔵や運搬が非常に難しい。

 現在、水素の多くは天然ガスなど再生不可能な化石燃料から作られている。米エネルギー省、大学、石油会社、自動車メーカーはよりよい水素製造方法の研究に予算を投じている。

 ペンシルベニア州立大学(Pennsylvania State University)は最近、電子を生み出す細菌を入れた「微生物燃料電池」に少量の電荷をかけ、水素ガスを生産する方法を開発した。

 全米水素協会(National Hydrogen Association)のジェリー・ヒンクル(Jerry Hinkle)会長は「究極のシナリオでは、水素は技術的には万能のエネルギー源となることができる。問題は経済性だ」と語る。

 水素は天然ガス、石炭、水、風、原子力、生物学的手法など幅広い原料から作ることができる。

 短期的には燃料電池車が最も有力とみられており、2010-2012年にはゼネラル・モータース(General MotorsGM)が競争性があり低燃費の燃料電池車を生産する見通しだという。

 一方、ホンダ(Honda Motor)のファミリーカー「FCXクラリティ(FCX Clarity)」など、燃料電池車の試作品も出始めている。BMWも7シリーズの水素とガソリンのハイブリッドカーを開発した。

 2050年までに米国の自動車の半数が水素燃料車になれば、石油輸入は3分の2減り、地球温暖化の原因物質である温室効果ガスの排出も削減されるという。(c)AFP

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