2007年11月14日、米国カリフォルニア(California)州で開催中のロサンゼルスオートショー(Los Angeles Auto Show)で、ハイブリッド版シボレー・シルバラード(Chevrolet Silverado)を紹介するシボレー(Chevrolet)のゼネラルマネージャー、エド・ペッパー。(c)AFP/GENERAL MOTORS
【11月20日 AFP】米国カリフォルニア(California)州で開催中のロサンゼルスオートショー(Los Angeles Auto Show)で14日、自動車各社が環境問題を最重要課題に掲げる方針を示し、ニューモデルを発表した。
ゼネラル・モーターズ(General Motors、GM)、フォード・モーター(Ford Motor)、クライスラー(Chrysler)の各社は、低燃費で環境に優しい自動車開発の意向を示した。背景には、ガソリンを大量に消費する自動車を生産し続けたことで、日本車との競争力が落ちている現状がある。
気候変動や原油高に対する懸念が高まる中、フォードのアラン・ムラーリー(Alan Mulally)社長兼CEOは「持続可能性への青写真」と題した計画を発表。短期的には燃費のよいガソリン直噴ターボエンジンを搭載した軽量自動車の大量生産、中期的には自動車の平均重量の軽減、長期的にはガソリンと電気のハイブリッドカーの製造との方針を示した。
GMもフォードに同調し、競争分野すべてで低燃費と環境技術を先導したいとの意気込みをのぞかせた。GMは同日、同社ベストセラーのピックアップトラック、シボレー・シルバラード(Chevrolet Silverado)のハイブリッドモデルを発表し、環境に優しい大型車という特長を打ち出した。都市部では最大50%のエネルギー効率上昇が見込まれている。
環境対策で後れを取っていたクライスラーは、同社初のハイブリッドカー、アスペン(Aspen)とダッジ・デュランゴ(Dodge Durango)を発表した。両モデルとも、ハイブリッドの燃料効率とフルサイズSUVのパフォーマンス、機能、実用性を併せ持っているという。
比較的最近になって環境対策に重きを置きだした米国のメーカーの態度は、日本のメーカーのそれとは非常に対照的だ。トヨタ自動車(Toyota Motor)のハイブリッドカー、プリウス(Prius)は北米市場ですでに確固たる地盤を築いている。
ホンダ(Honda Motor)は次世代の環境配慮型自動車として、水素を燃料に用いて水蒸気しか排出しない燃料電池車、FCXクラリティ(FCX Clarity)のリースを来年からカリフォルニア州で始める計画を発表した。燃料電池のコストが高いことから大量生産には時間がかかるとみられるが、日常生活で利用できる自動車での「大きな前進」とみることができる。(c)AFP/Tangi Quemener
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