2007年11月15日、米国カリフォルニア(California)州で開催中のロサンゼルスオートショー(Los Angeles Auto Show)でアーノルド・シュワルツェネッガー(Arnold Schwarzenegger)カリフォルニア同州知事(中央)に燃料電池自動車を紹介するフォルクスワーゲン(Volkswagen)のシュテファン・ヤコビー(Stefan Jacoby)社長兼CEO。(c)AFP/Getty Images/David McNew
【11月19日 AFP】米国のカリフォルニア(California)州で開催されているロサンゼルスオートショー(Los Angeles Auto Show)を15日、アーノルド・シュワルツェネッガー(Arnold Schwarzenegger)同州知事が視察した。知事は自身の環境政策を披露するとともに、自動車メーカーが環境に優しい「グリーンテクノロジー」の採用を増やしていることを称賛した。
■知事、環境政策を重視、愛車も改良
シュワルツェネッガー氏は「映画『ターミネーター』に出演して以来、こんなに多くのテクノロジーを見たことはありません」と感想を述べた。車好きで知られる知事は、燃費の悪い四輪駆動車ハマー(Hummer)を運転している姿をよく目撃されては、環境保護論者の反発を招いている。
しかし、2003年に同州知事に就任してからは、環境事業に多額の予算を投入してきた。2006年には、温室効果ガス排出量を2020年までに1990年レベルまで引き下げるという野心的な法案を米国内の州として初めて通過させた。さらに、プライベートでは愛車ハマーを水素燃料使用車に改造した。
また、今月8日には前代未聞の措置として、同州の自動車に対する厳格な温室効果ガス排出規制導入を承認するよう、連邦政府を提訴した。
■自動車所有者多いカリフォルニア州の現実
しかしこの政策は、自動車登録台数3000万台、公共交通機関が発達していないため、多くの人にとって車の所有が必要不可欠である同州の現実とは矛盾する。
ガソリン価格の高騰や地球温暖化への懸念に直面し、自動車メーカーや自動車部品メーカーは、介入主義者とのレッテルを張られたくない政治家たちと同様、新技術を推進することで、米国人の自動車中心生活を維持するほうを選んでいるようだ。
■環境に配慮した自動車披露される
ショーでは、バイオ燃料で走るアウディ(Audi)のセダンや、燃料費の安いディーゼルを燃料とするフォルクスワーゲン・ジェッタ(Volkswagen Jetta)、これまでの方針から180度転換し、環境を汚染しない技術を模索するゼネラル・モーターズ(General Motors)を代表する電気自動車の試作品シボレー・ボルト(Chevrolet Volt)などが発表された。
そのほか、2種類のハイブリッドカーもシュワルツェネッガー知事によって紹介された。積載量が大きく、しかも排ガスが少ない8人乗りのダッジ・デュランゴ(Dodge Durango)と、充電式のトヨタ・プリウス(Toyota Prius)だ。トヨタ自動車(Toyota Motor)は最近、リットル当たり100キロの燃費を誇る充電式プリウスをカリフォルニアの複数の大学に貸し出し、実際の走行条件下で試験を行わせた。
最後に知事は、水蒸気しか排出しない燃料電池車、ホンダ(Honda Motor)のファミリーカー「FCXクラリティ(FCX Clarity)」を紹介した。同車は2008年にカリフォルニア州南部の一部地域で限定発売される。
シュワルツェネッガー知事の記者会見前には、環境に優しい自動車を表彰する2007年の「グリーンカーオブザイヤー(Green Car of the Year)」の発表もあり、ハイブリッドエンジンを搭載し、10リットルで100キロの燃費を実現したシボレー・タホ(Chevrolet Tahoe)が受賞した。(c)AFP/Tangi Quemener
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