【11月16日 AFP】テレビ番組「クロコダイル・ハンター(Crocodile Hunter)」で有名な環境保護活動家、故スティーブ・アーウィン(Steve Irwin)さんの銅像の除幕式が15日、豪州北東部クイーンズランド(Queensland)州にある同氏が経営していた動物園で行われた。

 6000人が駆けつけた除幕式では、妻テリー(Terri Irwin)さんの手で、アーウィンさんとその家族の銅像が披露された。同日は本年から、「スティーブ・アーウィン・デー(Steve Irwin Day)」とされている。

 凶暴な動物たちとの危険なスタントなどで有名だったアーウィンさんは2006年9月、豪州グレートバリアリーフ(Great Barrier Reef)で番組を撮影中にアカエイに刺されて死亡した。

 除幕式では、アーウィンさんをたたえる、ジョン・ハワード(John Howard)首相のビデオメッセージも流れた。「スティーブがいないことを皆が寂しく感じている。自然とすべての生き物に対する、新しく特別な考え方を教えてくれたヒーローだった。この国に消せない印を残してくれた。わたしはこの除幕式に参加できて光栄だ」

 公開された銅像は、忠実な飼い犬だったSuiのそばに立つアーウィンさんと、その前でクロコダイルを抱える、テリーさん、娘のビンディさん(Bindi Irwin)ちゃん、息子のボブ(Robert Irwin)くんの3人が微笑んでいるもの。

 テリーさんは、「一緒にクロコダイルを捕まえに行ったのがわたしたちの最後の家族旅行だったので、この銅像は特別なもの」と語った。同日にはそのほか、ビンディちゃんや歌手オリビア・ニュートン・ジョン(Olivia Newton-John)が歌やパフォーマンスを披露した。(c)AFP