関連情報中国水質汚染で健康被害
【11月3日 AFP】全長約6300キロの大河、長江(Yangtze River)の水質汚染は「非常に深刻」だが、水質改善はまだ可能であるとの調査結果が示された。スイス開発協力機関(Swiss Agency for Development and Cooperation、SDC)が2日、中国、スイス両国の科学者による調査結果を発表した。
SDCの発表によると、長江の汚染状態は「予想よりはよかった」という。ただし、急速な経済発展に伴って河川への一層の負担増が見込まれるため、調査チームは中国政府に対し、欧州で近年施行されたような厳しい保護対策をとるよう求めている。
調査によると、長江沿岸には約4億人が居住しており、産業活動を除いても毎年250億トンのゴミが流されている。
農業も主要な汚染源だ。科学者らによると「過剰な量」の無機質肥料が流れ込んだ結果、河川の窒素濃度は過去20年で2倍に増えたという。
有毒な重金属濃度については、30年前にドイツの産業地帯を流れるライン川(Rhine River)で検出された濃度の2分の1から8分の1程度と低いものの、その理由は長江の膨大な水量が汚染を薄め、海に流しているからだとみられている。
SDCの調査によると、中国沿岸には毎日1500トンの窒素と4.6トンのヒ素が流れており、有毒藻が大量発生したため水中の酸素が不足する事態となっている。(c)AFP
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