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霊長類の約3分の1が絶滅の危機に、IUCN報告発表

  • 2007年10月27日 02:26 発信地:ジュネーブ/スイス
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ミュンヘン(Munich)の動物園で、ロープにぶら下がる生後3か月の赤ちゃんテナガザル(2005年9月23日撮影)。(c)AFP/DDP/JOERG KOCH

【10月27日 AFP】スイスに本部を置く国際自然保護連合(World Conservation UnionIUCN)は26日、ヒトを除く全霊長類の3分の1近くが絶滅の危機にあるとの新たな報告書を発表した。

 IUCNの報告書によると、サル、類人猿、ゴリラなどのうち29%が、不法な売買、気候変動、生息地の破壊などが原因で絶滅の危機にさらされているという。

 絶滅が最も危ぐされる25種には、マダガスカルのオオタケキツネザル(Greater Bamboo Lemur)と「白いチャイロキツネザル(White-collared Lemur)」、西アフリカの「ミス・ウォルドロンのレッドコロバス(Miss Waldron's red colobus)」が含まれている。IUCNのPrimate Specialist Group(霊長目専門家グループ)のRussell Mittermeier委員長は「25種の生存個体をすべて集めても、サッカー競技場1つに収まる程度。地球上にそれしか残っていないということだ」と警告する。

 世界21か国の60人の専門家がまとめた報告書は、危機的な状況への対応を怠れば、約1世紀以来の新たな霊長類の絶滅につながると警鐘を鳴らしている。

 コートジボワールとガーナに生息する「ミス・ウォルドロンのレッドコロバス」はすでに絶滅した恐れがあり、ベトナムの「金頭ラングール(golden-headed langur)」と中国の海南テナガザル(Hainan gibbon)は数十個体しか生存しないと考えられている。

 IUCNは、霊長類の個体数減少の主原因は森林破壊だとしている。(c)AFP

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