【10月24日 AFP】独ベルリン(Berlin)を訪問中のアル・ゴア(Al Gore)元米副大統領は23日、2008年初頭にも国連(UN)で各国首脳による気候変動に関する緊急会議を開くことを提唱した。

 この会議は、12月にインドネシア・バリ(Bali)島で開催される第13回気候変動枠組条約締約国会議(Conference of the Parties to the UNFCCCCOP13)の結果を受け、気候変動に関する国際的な合意を進めていくものだという。

 独エネルギー会社が主催する気候変動に関する会議に出席したゴア元副大統領は、地球温暖化の影響を弱めるためにも、国際的合意は2010年までに締結しなければいけないとの見解を示し、「これは政治問題ではなく、道徳的問題だ」と強調した。

 12月3日から11日間の日程で開催されるCOP13は、2012年に期限切れを迎える「京都議定書(Kyoto Protocol)」後の包括的枠組み合意に向けた「ロードマップ」作成協議が行われる予定。(c)AFP