
【9月23日 AFP】中国は22日、北京を含む国内108都市で、交通渋滞と大気汚染を緩和するために「カーフリーデー(Car Free Day)」を実施し、自家用車使用の自粛を呼び掛けた。しかし、首都北京の道路は相変わらず車であふれかえり、政府の呼びかけは見事に無視されたようだ。
■規制にもかかわらず、交通は普段通り
毎年9月22日は「カーフリーデー」として世界各国で取り組みが実施されているが、中国が本格的に参加したのは今年が始めて。北京をはじめ複数の都市では、午前7時(日本時間午前8時)から午後7時の間、歩行者・自転車・タクシー・バス以外は通行できない規制が実施された。
しかし、混雑した北京の街を走るタクシーの運転手も、「いつもとまったく変わらない」と語る。上海や工業地帯の武漢(Wuhan)などの主要な都市でも、状況は北京と同様だった。
■失敗の原因は「市民の自粛に任せた」から?
8月に大規模な交通規制が行われた際には、目に見えた効果があった。政府は来年の北京五輪期間中の大気汚染改善に向けた実験として、1日あたり自動車100万台以上を通行禁止とし、4日後の大気汚染の改善状況を調査した。
8月の規制実施に際しては6500人以上の交通整備員が動員され、実質的に通行が禁止された。しかし、今回は市民の自粛に任せたことから、こうした結果に終わったとみられている。
■「公共交通機関よりマイカー」
またこの日は、外出の際にバス・電車などの公共交通機関を利用する都市部住民を50%までに増やすことを目標とした、中国政府の「公共交通機関利用週間(Public Transport Week)」の最終日でもあった。
現在、北京では中流階級の人々が、続々とマイカーで買い物や旅行に出かける姿が見られ、他の都市もまた同じような状況にある。(c)AFP/Peter Harmsen










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