イタリアのジェノバ(Genoa)で、海中に浮遊する毒性の藻(2006年7月26日撮影)。(c)AFP/LUISA MANGIALAYO
【9月12日 AFP】イタリアの海洋研究機関ICRAMは11日、気候変動によって地中海(Mediterranean Sea)の水温が上昇し、生息している動植物の生活が脅かされているとする報告書を発表した。
ICRAMの専門家によると、イタリア北部のトリエステ湾(Gulf of Trieste)で発生する寒流によって、アドリア海(Adriatic Sea)と地中海の海水が混ざるようになっていたが、その寒流が温暖化によって2003年以来発生しなくなった。
海水が混ざらなくなると、海洋食物連鎖にとって重要な微細藻類が姿を消す可能性がある。水温がセ氏0.4度上昇すると、最大50%の種に変化を及ぼす可能性があり、これによりアドリア海は海洋生物の存在しない塩水の湖になる恐れがあるという。
アルフォンソ・ペコラロスカーニオ(Alfonso Pecoraro Scanio)伊環境相は10日、この状況を「国家的危機」と表現した。
ローマ(Rome)では、12日から気候変動に関する全国会議が開催される。(c)AFP









