
【8月24日 AFP】ソニー(Sony)は23日、炭水化物(ブドウ糖)から電気エネルギーを取り出して発電するバイオ電池を開発したと発表した。
環境にやさしい企業を目指し試作されたバイオ電池の最高出力は50ミリワット。これは同社の携帯音楽プレーヤー「ウォークマン(Walkman)」(メモリータイプ)での音楽再生が可能な電力量だ。
都内のソニー本社で行われた展示会では、スポーツ飲料に含まれるブドウ糖から電気エネルギーを取り出し、音楽を再生した。
人間がエネルギー源とするパンやジャガイモに含まれるブドウ糖が、「ウォークマン」の動力源ともなることが証明されたといえる。
ソニーによると、生物のエネルギー再生の仕組みを研究する過程で、バイオ電池の発想を得たという。
バイオ電池は廃棄時に生物分解が可能な上、エネルギー源のブドウ糖は地球上のどこでも入手できる。ソニーでは「植物の光合成によって合成されるブドウ糖で発電するバイオ電池は、環境にやさしい将来のエネルギーデバイスとして期待される」としており、さらに改良研究を進め実用化を目指す方針だ。
かつて、ソニーが開発したウォークマンは音楽を個人で楽しむものへと変え、世界的な大ヒット商品となった。
しかし、近年ではアップル(Apple)の携帯音楽プレーヤー「iPod」の成功により苦戦を強いられているうえ、昨年には、同社のノート型パソコンのバッテリーに出火の恐れがあるとしてPC数百万台の回収に追い込まれた。
ソニーでは、バイオ電池の開発により巻き返しを図りたい考えだ。(c)AFP










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