写真は、マダガスカルのセントマリー島(Sainte Marie)沖のエコツーリストボートから撮影したジャンプするザトウクジラ(2004年8月24日撮影)。(c)AFP/STEPHANIE PAILLER
【サンフランシスコ/米国 18日 AFP】サンフランシスコ湾に流れ込む水路を120キロもさかのぼって迷子になった2頭のザトウクジラに、餌を食べる音を聞かせて太平洋に戻す試みが失敗したと17日、研究者が明らかにした。
■救出チームは長期戦を覚悟
米海洋漁業局(US National Marine Fishery Service)の生物学者Joe Cordaro氏は、「親子と見られる鯨を海に誘導しようとしたが音に反応せず、まだ今朝と同じ場所にいる」とAFPに語った。
1985年におきた同様のケースでは、ザトウクジラが海に帰るまでに3週間以上かかった。今回の救出活動に参加する生物学者は長期戦を覚悟しているという。
「前回と同じで、動物に食事の時間を知らせる比較的新しい手法だが、彼らは音に反応しなかった。これからも新しい手法を開発していきたい」とCordaro氏。
■ケガのショックで方向感覚が鈍る?
通常、ザトウクジラは春にメキシコ付近から北の太平洋に向かって回遊するが、なぜ2頭が通常のルートを外れたのか、専門家も説明できずにいる。
写真から2頭にケガが確認できるため、船舶のスクリューにぶつかったのではないかとも推測されている。
「サンフランシスコ湾でケガをして、そのショックで方角がわからなくなり、川に迷い込んだ可能性がある」とCordaro氏。
しかし「頻繁に起きることではないので、説得力のある仮説を立てるのは難しい」という。
写真は、マダガスカルのセントマリー島(Sainte Marie)沖のエコツーリストボートから撮影したジャンプするザトウクジラ(2004年8月24日撮影)。(c)AFP/STEPHANIE PAILLER







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