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地球温暖化の報告書、国内でほとんど報道されず - 中国

  • 2007年02月03日 15:15 発信地:中国
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写真は2日、香港の官庁街で地球温暖化への危機感を訴える緑の党の活動家ら。(c)AFP/MIKE CLARKE

【北京/中国 3日 AFP】中国国営テレビの政府系ニュース番組はこれまで、国連(UN)の政府間パネルが公表した地球温暖化の報告書が発する最新の警告について、報道をまったく行っていないことがわかった。

■テレビの報道はなし、新聞も中国が環境に与える影響には言及せず

 中国中央テレビ局は、2日夜と3日のニュース番組で「気候変動に関する政府間パネル(Intergovernmental Panel on Climate Change、IPCC)」の地球温暖化を減速させるために国際的な対策を求める報告書についての報道を一切避けてきた。

 中国共産党が発行する人民日報は、土曜版の3ページ目下にこの記事を3段落の事実として掲載している。他の国営新聞は、気候問題についての新華社通信の記事を紙面の数ページ目に掲載した。

 北京新聞のみが、北部での干ばつと南部での洪水の拡大など、気候の変化が中国に与える悪影響に触れた記事を掲載している。しかし、中国が世界最大の石炭使用量を誇っていること、拡大する自動車産業が地球温暖化に与える影響が強まっていることに触れた中国紙はない。

■海外向けの英字新聞のみが詳細を報道

 一方、中国で海外向けに発行されている英字紙China Dailyは、一面にこの記事を扱い、社説では温暖化ガス抑制の必要性を唱えている。

 China Daily紙は、中国緑の党の Li Yan氏は「中国は再生可能エネルギーを積極的に開発し、化石燃料への依存度を引き下げ、エネルギー効率を向上させる努力をすべき。これにより、中国は二酸化炭素排出の責任を担うことが可能となり、そうすることが必要である」と発言したことを紹介している。

 中国は米国に次ぐ世界2番目の温暖化ガスの排出国だが、政府は国民1人当たりの排出量は先進国のわずか数分の一にすぎないと主張している。京都議定書(Kyoto Protocol)の調印国である中国は、発展途上国であるとして、温暖化ガスの削減を求められていない。

 写真は2日、香港の官庁街で地球温暖化への危機感を訴える緑の党の活動家ら。(c)AFP/MIKE CLARKE
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