写真はマレーシア東部トレンガヌ(Terengganu)州のケママンにある保護区で、浜辺に放され、海を目指して歩く赤ちゃんオサガメの群れ(2004年8月17日撮影)。(c)AFP
【ケママン/マレーシア 8日 AFP】マレーシアなどを主要産卵地とするオサガメ(leatherback turtle)は、同国内ではほぼ絶滅状態にあり、生息地の縮小により世界的に見ても個体数が減少傾向にある。
国連環境計画(UNEP)を通して発表された報告書によれば、個体数減少の要因はほかにも合法・非合法な卵および成体の捕獲、地球規模の気候の変動による繁殖への影響などが考えられるという。
マレーシアでは、1960年代に年間で約5000個が確認されたていたオサガメの巣の数は、ここ10年間では年間10個未満まで減っているという。ウミガメの保護を目的とし、政府間の協力で作成された同報告書によると、現在のオサガメの産卵地は、インド洋ならびに東南アジアの主要4地域(南アフリカ、スリランカ、マレーシア、オーストラリア東部)で確認されているという。
地球規模の気候変動がさらに卵の個数を減少させている一方、生育環境や産卵に関する基本情報が極めて少ないことが、保護を難しいものにしている。
同時に発表された別の報告書によれば、2004年12月に発生したスマトラ島沖地震・津波によって繁殖地が破壊・損傷されたため、それ以降、オサガメの個体数がさらに影響を受けているという。
「インド、タイ、スリランカは最も深刻な影響を受けており、オサガメの産卵地のある浜辺が完全に破壊されてしまっている」とのことである。
写真はマレーシア東部トレンガヌ(Terengganu)州のケママンにある保護区で、浜辺に放され、海を目指して歩く赤ちゃんオサガメの群れ(2004年8月17日撮影)。(c)AFP
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