【9月13日 AFP】「バック・トゥ・ブラック(Back To Black)」の大ヒット曲で知られながら7月に27歳で急死した英歌手エイミー・ワインハウス(Amy Winehouse)さんが生前、過度の飲酒とデトックスを短期間に繰り返すと命取りになるとの医師の警告を聞き入れなかったことを、父親のミッチ・ワインハウス(Mitch Winehouse)さんが明らかにした。

 米テレビCNNのトークショーの収録でミッチさんは、ワインハウスさんは医師に頼らずにアルコールを絶とう何度も努力していたと語った。「2~3週間、酒を飲み続けたかと思うと、次の2~3週間はデトックスに励んでいた。だが、これは誰にとっても最悪の方法だった」

 ワインハウスさんの担当医師は半年前、「大酒を飲んではデトックスをするという習慣を続ければ、発作を起こす可能性が高まり、ひいては死に至る恐れもある」と警告していたという。

 ワインハウスさんは、何年もアルコールと薬物の依存症と格闘していたが、ヒットシングル「リハブ(Rehab)」のなかで、リハビリ施設には絶対に行かないと歌っている。

 ワインハウスさんの遺族によると、ワインハウスさんは死亡する以前に薬物を絶っており、遺体の毒物検査でも違法薬物は検出されなかった。(c)AFP

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