【8月19日 AFP】元オアシス(Oasis)のリアム・ギャラガー(Liam Gallagher、38)が19日、兄ノエル(Noel Gallagher、44)を名誉棄損で訴えた。

 原因は、オアシスが2009年に音楽祭への出演をキャンセルしたのはリアムの飲酒のせいだったとのノエルの発言。ギャラガー兄弟の確執は、とうとう訴訟騒ぎに発展した。

 リアムは英大衆紙サン(Sun)に発表した声明で、ノエルを「嘘つき」と呼び、09年のVフェスティバル(V Festival)での出演キャンセルの理由はリアムの二日酔いだったとの非難は、自分に対する中傷だと訴えるとともに、「法的措置を取った」ことを明らかにした。

「本当の理由は、俺が喉頭炎を患っていたからだ。ノエルはそれを分かってた。ノエルの発言はロックンロールの悪ふざけにしても度を越していて、俺のプロ意識が疑われる」

「穏やかに解決しようとしたが、法的措置に出るほかなくなった。俺が望むのは謝罪だけだ」

 オアシスの活動においてギャラガー兄弟の対立がもたらす緊張は一種の刺激として機能していたが、ついに2009年、パリ(Paris)で行われた音楽祭への出演を前に互いの不満が爆発。大げんかに発展し、ノエルがオアシスを脱退したことから、バンドは同年8月に解散状態となった。

 ノエルは現在ソロ活動を行っており、リアムは新バンド「ビーディ・アイ(Beady Eye)」で今年、ニューアルバムをリリースしている。(c)AFP