【11月2日 AFP】プエルトリコ出身の歌手リッキー・マーティン(Ricky Martin、38)の待望の自伝「Yo(私)」が2日に発売される。同国のバンドで音楽活動をスタートさせ国際的なスターとなり、同性愛者であることを告白するまでの半生が語られている。

 出版元によれば、英語版とスペイン語版で出版される同著には、マーティンの子ども時代についても触れられており、1980年代にバンド「メヌード(Menudo)」のメンバーとして音楽を始め、90年代後半に英語の楽曲を歌うようになり、ポップアイコンとして知られるようになったと書かれている。

 また、代理母による出産で父親になろうと思った決断や、国連児童基金(ユニセフ、UNICEF)やリッキー・マーティン財団(Ricky Martin Foundation)を通しての活動などについても語られている。

 マーティンは1日、ツイッター(Twitter)に「楽しんで読んでほしい」とコメントを出した。

「既に消してしまった記憶を思い出し、今までやってこなかったことを完成させなければならなかった。簡単じゃなかったが、一旦始めると書くことによって傷が修復されていくことに気付いた。それを共有したい」

 マーティンは20年以上にわたるソロ活動でグラミー賞を5度受賞し、世界で6000万枚以上のアルバムを売り上げている。
 
 曲やコンサートはスペイン語の場合がほとんどだが、「リヴィン・ラ・ヴィダ・ロカ(Livin' La Vida Loca)」、「シー・バングズ(She Bangs)」など英語のヒット曲もある。(c)AFP

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