【11月11日 AFP】ファッションブランド「エマニュエル・ウンガロ(Emanuel Ungaro)」の創始者エマニュエル・ウンガロ氏は9日、ポルトガル・エストリル(Estoril)で開催中の映画祭のイベントに出席し、同ブランドのアーティスティック・アドバイザーに就任したリンジー・ローハン(Lindsay Lohan)の初のコレクションを「大失敗」と批評した。地元メディアが報じた。

 「リンジー・ローハンとのコラボは大失敗。わたしには何もできないことが腹立たしい」このように憤慨したウンガロ氏は、2005年に同ブランドを去った後は接触がないことを強調した。ウンガロは現在、米投資会社の傘下にある。

 薬物乱用や飲酒運転などの報道が相次ぎ、女優としてのキャリアを棒に振ってパパラッチの獲物に成り果ててしまった感があるローハンは9月、ウンガロの新しいチーフデザイナー、エストレラ・アルクス(Estrella Archs)氏のアーティスティック・アドバイザーに任命された。

 10月に仏パリ(Paris)で行われた任命後初となるショーは、世界のファッションプレスから酷評を浴びた。ウンガロ氏は、自分が創設した同ブランドが「魂を失いつつある」と嘆いている。ウンガロ氏が退いて以降、同ブランドのチーフデザイナーはめまぐるしく変わっている。(c)AFP

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