【11月3日 AFP】約30年前の少女に対する米国での淫行事件の被告としてスイス当局が身柄を拘束している映画監督ロマン・ポランスキー(Roman Polanski)氏の有罪判決の破棄申し立ての審理が来月10日、米カリフォルニア(California)州第2地区控訴裁判所で行われる。

 裁判関係者が2日明らかにしたところによると、同監督の弁護団は、裁判手続きに不適切な行為があったという点を主張していく見通し。

 弁護団はすでに、有罪判決の破棄を同州上級裁判所に申し立てていたが、同裁判所は5月に同監督が不在であることを理由に却下していた。

 弁護団はこれまで、1978年にポランスキー氏が告訴された際、担当裁判官とロサンゼルス(Los Angeles)検察局が共謀して不適切な協議が行われたとの理由で有罪判決の取り消しを主張している。(c)AFP