【7月16日 AFP】米エンターテインメント誌USウィークリー(US Weekly)は15日、先日急死した米歌手マイケル・ジャクソン(Michael Jackson')さんが1984年に飲料メーカーのペプシ(Pepsi)のCM撮影中に髪の毛に火が燃え移った瞬間の未公開ビデオを初めてウェブサイト上で公開した。

 マイケルさんはこのときのやけど治療をきっかけに鎮痛剤に依存するようになったと一部で報じられている。

 このCMの撮影中、マイケルさんは予定よりも早く火を噴いた花火に髪の毛と頭皮を包み込まれ、大やけどを負った。ビデオを見ると、マイケルさんは髪の毛に燃え移った火に最初は気づかないまま、ダンスしている。

 この事件の映像は写真では公開されたことはあるが、ビデオ映像は今回初めて公にされた。USウィークリーでは「この事件の後、2度と元の彼に戻ることはなかった」と説明をつけている。

 また、マイケルさんは頭皮と胴に深度2度から3度のやけどを負い、これらの傷の治療と、その後頭部のやけどに繰り返し受けた手術の痛みに耐えるために複数の治療を処方されたが、これが後の鎮痛剤依存と整形手術に対する執着につながったという関係者の話も掲載された。

「ポップスの帝王」、マイケルさんは6月25日、心不全で亡くなった。享年50歳だった。(c)AFP