【7月14日 AFP】急死した米歌手マイケル・ジャクソン(Michael Jackson)さんの父ジョー・ジャクソン(Joe Jackson)さん(79)が13日、米テレビABCのインタビューに応じ、マイケルさんのロンドン公演が50回に拡大されたことを厳しく非難した。

 マイケルさんが当初同意したのは10公演のみで、その後、50回に拡大されてしまったと語ったジョーさんは、マイケルさんがそれほどの公演をこなせるか不安だったという。

「どんなアーティストでも次から次へと50回もの公演を行うことはできない。マイケルの健康が心配だった。間に休みを入れずにすべてこなすことは無理だとわかっていた」

 この意見にはマイケルさんの財務アドバイザーだったレオナルド・ロウ(Leonard Rowe)氏も同意している。マイケルさんの体調は良かったとする報道内容は「全くの嘘」だとして、公演できる体調ではなかったと語った。

「マイケル・ジャクソンは準備ができていなかった。50-52キロがベストというなら、彼はベストではなかった。それに、50回もやりたくなかった、やりたいのは10回だけだったとマイケル自身から聞いた」

 一方で、公演主催者AEGライブ(AEG Live)のランディ・フィリップス(Randy Phillips)社長は、当初の予定から50回まで公演を追加するというのはマイケルさんのアイデアだったと主張、1週間に平均3公演を行うはずだったと語った。

「それで多すぎるなら1回でも多すぎるだろう」

 マイケルさんの最近の体調についてはさまざまな話が出てきており、その内容は大きく異なっている。

 フィリップス氏は、死亡前夜のリハーサルでは「素晴らしい」体調だと思えたと語り、リハーサルに参加していたマジシャンのエド・アロンゾ(Ed Alonzo)氏は「元気そうだったし、エネルギーもみなぎっていた」と語っている。

 しかし、マイケルさんの遺体は針の穴だらけで静脈も破壊されていたことが検視でわかったという米テレビCNNとABCの報道は、公演関係者の主張とは異なる印象を抱かせる。(c)AFP