【7月8日 AFP】7日に米ロサンゼルス(Los Angeles)で行われたマイケル・ジャクソン(Michael Jackson)さんの追悼式に、元恋人の女優ブルック・シールズ(Brooke Shields)さん(44)が出席し、2人の思い出を語った。

 シールズさんは子どもの頃からモデルとして活動し、マイケルさんもジャクソン5(Jackson 5)として子どもの頃から歌い続けていた。マイケルさんが世界的なスターとなり、シールズさんが女優やモデルとして活躍していた1980年代、2人は交際するようになった。シールズさんはその当時のことを思い出し、涙ながらに語った。

「私たち2人が写った写真のキャプションには、いつも奇抜だとかあり得そうもないと書かれたけれど、2人の関係は最も自然で落ち着ける友情関係だった」

「2人とも小さな頃から大人にならなければならなかったけれど、2人でいると小さな子どものように楽しかった」

 シールズさんは、女優エリザベス・テイラー(Elizabeth Taylor)さんの結婚式で、ウエディングドレス姿をのぞこうと、2人でテイラーさんの部屋に忍び込んだエピソードを紹介し、マイケルさんは「いたずらっ子」だったと語った。

「外の世界では、マイケルは比類なき才能を持った天才だった。幸運にも個人的にマイケルを知ることのできた人にとっては、思いやりがあり、おもしろく、正直で、純粋で飽きることのない人物だった。マイケルは人生を愛していた」

 さらに、プリンストン大学(Princeton University)でフランス文学を学んだこともあるシールズさんは、アントワーヌ・ド・サンテグジュペリ(Antoine de Saint-Exupery)の「星の王子さま(The Little Prince)」で花の素朴な美しさに魅了された主人公とマイケルさんが重なる部分があると語った。

「マイケルの感受性の深さは、その才能より特筆すべきものがあった。星の王子さまが言ったように、大切なものは目に見えない」

 シールズさんは以前、マイケルさんとの関係はプラトニックなものだったとほのめかしたこともある。(c)AFP