【1月22日 AFP】刑事コロンボ(Columbo)」で知られる俳優ピーター・フォーク(Peter Falk)さん(81)がアルツハイマー病を患っているとして、前年12月に財産管理人の申請を出した養女キャサリン・フォーク(Catherine Falk)さんに対し、妻のシェラ(Shera Falk)さんが20日、キャサリンさんと争う書面を裁判所に提出した。

 キャサリンは12月12日、ピーターさんは健康状態が悪化しているため、財産管理人が必要だと裁判所に申請していた。申請書の中でキャサリンさんは、ピーターさんがアルツハイマー病と認知症を患っているので、健康と安全のために24時間の介護が必要だと主張。また、「財産の譲渡を巡って容易にだまされる」可能性があり、財産管理人がいれば、「詐欺や不当な圧力からピーターさんを守る」ことができると訴え、27日にこの申請に関する審理が行われる予定だった。

 しかしシェラさんは20日、ロサンゼルス郡上級裁判所(Los Angeles County Superior Court)に、キャサリンさんとピーターさんの関係は良好ではなく、キャサリンさんは財産管理人にふさわしくないとする書面を提出した。

 この書面でシェラさんは、ピーターさんに財産管理人を付けるという思い切った手段は取られるべきではないと訴え、必要ならば自分が指名されるべきだと主張している。シェラさんによれば、キャサリンさんが自分の結婚式にシェラさんを招待しなかったことからピーターさんもその式には出席せず、キャサリンさんはピーターさんと親しい仲ではないという。

 この訴えに関する審理は2月に予定されている。(c)AFP