【10月2日 AFP】(一部更新)今年2月に香港(Hong Kong)の人気女優らのヌード写真がインターネットに流出した事件の裁判で、流出元となった人気俳優、エディソン・チャン(陳冠希、Edison Chen)さんが、証人としての出廷を拒否していることが明らかとなった。英字日刊紙サウスチャイナ・モーニング・ポスト(South China Morning Post)が1日、報じた。

 検察側がチャンさんを証人申請したのは、チャンさんが撮影したわいせつ写真を、Sze Ho-chun被告が盗み、ネット上に流出させたとされる事件の裁判。Sze被告は自分のパソコン店で逮捕されたが、チャンさんらの写真を利用し不正利得を得る目的でコンピューターにアクセスしたことについて無罪を主張している。

 チャンさんの所属事務所によれば、米国在住のチャンさんは捜査には全面協力するものの、法廷での証言は拒否しているという。チャンさんの出廷拒否により、検察側はチャンさんの証言を得るため、高等裁判所に米国での証人尋問を申請する。申請が認められれば、香港の判事が米国でチャンさんを尋問し、チャンさんの証人としての信用性を判断することになる。

 チャンさんと複数の有名女優のわいせつ写真は、今年2月、数週間にわたってネット上に流出し、大きな問題となっていた。(c)AFP