【3月5日 AFP】オスカー女優のリース・ウィザースプーン(Reese Witherspoon、31)が4日、ニューヨーク(New York)の国連本部における会見で、自身がグローバル・アンバサダーを務める米化粧品大手エイボン(Avon)と国連女性開発基金(United Nations Development Fund for WomenUNIFEM)による協力プログラムを、積極的に支援する意向を明らかにした。

 このプログラムは、エイボンが「Women's Empowerment Bracelet」を発売し、その売上げ全額を、女性に対する暴力と闘うUNIFEM支援のための「エイボン・エンパワーメント基金(Avon Empowerment Fund)」に寄付するというもの。
 
「すべての女性が暴力を受けず自由に生きられる日が来ることを願う団結心の証しとして、世界中の女性にこのブレスレットをつけてほしい」とウィザースプーンは語り、女性に対する暴力を終わらせるためにプログラムを支援すると誓った。

 会見に同席したエイボンのアンドレア・ユング(Andrea Jung)CEOは、ブレスレットの売上げが50万ドル(約5160万円)に達した後、エイボン財団(Avon Foundation)からの50万ドルと合わせ、100万ドルを寄付すると語った。同氏によれば、100万ドル(約1億330万円)という額は、企業が1年間で寄付する史上最高額だという。

 さらに、同席したUNIFEMのJoanne Sandler氏は、「女性への暴力は世界にまん延している。犯罪組織は95億ドル(約9800億円)相当を人身売買で稼いでいるが、その犠牲となっているのはほとんどが女性と子どもだ」と語った。(c)AFP