【2月3日 AFP】米ロサンゼルス(Los Angeles)のスタジオで1日夜、25年前に制作された名曲「ウィー・アー・ザ・ワールド(We Are The World)」の、ハイチ救援のための新たなレコーディングが行われた。

 1985年、故マイケル・ジャクソン(Michael Jackson)、ボブ・ディラン(Bob Dylan)、ブルース・スプリングスティーン(Bruce Springsteen)ら大勢のスターが集結したハリウッド(Hollywood)のA&Mスタジオで同曲のレコーディングが行われたときは、アフリカの飢饉救済が目的だった。

 今回、数時間に及んだレコーディングに参加したのは、バーブラ・ストライサンド(Barbra Streisand)、ハイチ出身のワイクリフ・ジョン(Wyclef Jean)、セリーヌ・ディオン(Celine Dion)、アッシャー(Usher)、リル・ウェイン(Lil Wayne)、ピンク(Pink)、ナタリー・コール(Natalie Cole)、ジョナス・ブラザーズ(Jonas Brothers)など。25年前には参加していなかった70人以上のスターたちが顔をそろえた。

 完成した曲は、米NBCが中継する12日のバンクーバー冬季五輪開幕式の番組中に初披露されるという。

 25年前、マイケルさんとともに作詞したライオネル・リッチー(Lionel Richie)とクインシー・ジョーンズ(Quincy Jones)は、今回もプロデューサーとして参加している。

 レコーディングの様子は、『クラッシュ(Crash)』や『ミリオン・ダラー・ベイビー(Million Dollar Baby)』で知られる映画監督/脚本家ポール・ハギス(Paul Haggis)が音楽ビデオ用に撮影した。

 音楽ビデオと楽曲はインターネットと店頭で販売され、すべての収益はハイチ救援に使用されるという。(c)AFP