【7月31日 AFP】J・R・R・トールキン(J.R.R Tolkien)原作の映画シリーズ「ホビット(The Hobbit)」が、当初予定の2部作ではなく、3部作になる見通しだ。ピーター・ジャクソン(Peter Jackson)監督が31日、明らかにした。

 同じトールキン原作の「ロード・オブ・ザ・リング(Lord of the Rings)」シリーズでアカデミー賞を受賞しているジャクソン監督は、出来上がってきた初期の撮影カットを試写した後、3部作に変更することを検討し始めたと語る。

「ストーリーの仕上がりに非常に満足している。特にキャラクターの力強さと、キャラクターに息を吹き込んだ俳優たちに」と、ジャクソン氏は米SNSフェイスブック(Facebook)の自らのページで述べている。

「これらの結果からシンプルな疑問が上がった。この機会を使って物語をもっといっぱい伝えるべきだろうかと。映画制作者として、そして一ファンとしてのわたしたちの答えは、無条件で『イエス』だった」(ピーター・ジャクソン監督)

映画『ホビット 思いがけない冒険(The Hobbit: An Unexpected Journey)』はニュージーランドのウェリントン(Wellington)で今年11月28日にプレミア上映される。続く『ホビット ゆきて帰りし物語(The Hobbit: There and Back Again)』は2013年末公開予定だ。(c)AFP