【10月14日 AFP】映画「ハリー・ポッター(Harry Potter)」シリーズでルビウス・ハグリッド(Rubeus Hagrid)を演じる英俳優ロビー・コルトレーン(Robbie Coltrane、59)が、英ラジオタイムズ(Radio Times)誌のインタビューで、映画が終わることに対する不安を明かした。

 コルトレーンは、現在行われている最終作『ハリー・ポッターと死の秘宝(Harry Potter and the Deathly Hallows)』の撮影について語った。

「(撮影の)最後の数日間は本当に辛いと思う。セットにいた数人の大人にこう話すと、皆が『子どもたちは辛いだろうな』と言い出した。最後は誰もが『自分にとっても、とても辛くなるよ』と言っていた」

 若い頃はスタンダップコメディアンとして活動したコルトレーンは、『007/ゴールデンアイ(Goldeneye)』や『007/ワールド・イズ・ノット・イナフ(The World Is Not Enough)』、『オーシャンズ12(Ocean's Twelve)』などの作品に出演し映画界で長く活躍している。

 そんなコルトレーンだが、デーリー・レコード(Daily Record)紙のインタビューでシリーズ終了を嘆く理由を率直に語った。

「わたしはジョージ・クルーニー(George Clooney)じゃない。毎朝起きる度に、脚本の山をかき分けて朝食のテーブルに着く必要はないんだ」

「シリーズ終了が悲しい理由は、長い間親しくしてきた多くの人たちにさよならを言わなきゃならないことと定期的な収入がなくなること。演技の世界では実入りが多すぎるなんてことはないんだ」(c)AFP