【9月25日 AFP】世界一有名な人形「バービー(Barbie)」が、ついにハリウッド・デビューを果たす。24日のエンターテインメント情報誌バラエティ(Variety)によると、ユニバーサル・ピクチャーズ(Universal Pictures)が米玩具メーカーのマテル(Mattel)と契約を結び、バービーを主人公とした実写映画が製作されることが、このほど決定した。

 バービーといえば、女の子が遊ぶ着せ替え人形の代名詞。今年で誕生50年を迎えるが、人形としては常に世界一の販売個数を誇っているとされる。

「バービーは史上最も有名な人形で、文化を象徴するアイコンとしては独自のもの。ポップカルチャーのさまざまなものを体現している」と、ユニバーサルのマーク・シュミューガー(Marc Shmuger)会長は話す。「マテルが私たちに今回すばらしい機会を与えてくれたことを感謝している」

 バービー役やその恋人のケン(Ken)役を誰が演じるかについては明らかにされていないが、プロデュースを手がけるローレンス・マーク(Laurence Mark)氏によると、バービーの映画は無限のストーリー展開が可能だという。宇宙飛行士から野心的な政治家まで、バービーは120種もの多彩なキャリアを持っているからだ。

 マーク氏は「バービーは世界一人気のある女の子だといえるだろう。そして常に向上心を持っている。だから、われわれも彼女の名誉となるような仕事をしなければならない」と語っている。(c)AFP