【5月14日 AFP】オーストラリアの競売会社ボナム&グッドマン(Bonhams and Goodman)は13日、故クリストファー・リーヴ(Christopher Reeve)が映画「スーパーマン(Superman)」で着用した衣装を今月24日に競売にかけると発表した。

 有名な「S」のマークが入った衣装は、リーヴが1983年の『スーパーマン3-電子の要塞』で着用したもので、5年前にロンドン(London)で購入したという映画ファンが出品した。空を飛ぶシーンのために特別に仕立てられたとあり、両サイドには補強のためのワイヤ入りスリットが入っている。なお、赤いトランクスと黄色いベルトはリーヴが『スーパーマン』第1作から使用していたものだという。予想落札価格は1万5000-2万オーストラリアドル(約110-140万円)。

 競売会社によると、スーパーマンの衣装はめったに市場に出回らないため、コレクターの垂ぜんの的となっている。おなじみのブーツや赤いマントも付いた衣装一式ともなると、10万ドル(約720万円)以上で落札されることもあるという。

 1978年から87年までスーパーマン全4作に主演したリーヴは、1995年の落馬事故で首から下が不随となり、2004年、52歳のときに心不全で亡くなった。(c)AFP