【4月2日 AFP】1か月後に公開を控える大ヒット映画『X-MEN』の最新作、『ウルヴァリン:X-MEN ZERO(X-Men Origins: Wolverine)』の映像が前月31日からインターネット上に不法に流出し、ファイル共有ソフトでダウンロードされていることが1日、明らかになった。

 配給元の20世紀フォックス(20th Century Fox)では窃盗行為に当たると非難している。同社によると流出している映像は未編集や抜けている場面があり、音声や特殊効果などが最終的に加えられる完成前の状態。ただちに適切な法的機関を通じ、インターネットから削除させるとしている。

 フォックスではデジタル映像に追跡可能な処理を施しており、今回の場合、インターネット上に流出させた人物やダウンロードされた分を特定できるという。

 今回の流出では「ピア・ツー・ピア」という方式で大容量データのコンピュータ間共有を可能にする「BitTorrent(ビットトレント)」というファイル共有ソフトウェアが使われたとみられている。(c)AFP