トロント国際映画祭(Toronto International Film Festival)で撮影された俳優ヒース・レジャー(Heath Ledger、2006年9月8日撮影)。(c)AFP/Getty Images/Carlo Allegri
【2月19日 AFP】約1年前、突然の悲劇で幕を閉じた故ヒース・レジャー(Heath Ledger)の俳優としてのキャリアに、最後にして最大の肩書きが加わるだろうか――。22日に発表される第81回アカデミー賞(Academy Awards)助演男優賞の行方に注目が集まっている。
2008年1月、28歳の若さで死亡したレジャーは今回のアカデミー賞で、映画『ダークナイト(The Dark Knight)』での「ジョーカー(Joker)」役を評価され、助演男優賞にノミネートされている。受賞すれば1976年の『ネットワーク(Network)』でオスカーを獲得した同じオーストラリア出身の俳優ピーター・フィンチ(Peter Finch)以来、故人としては2人目のオスカーとなる。
レジャーにはゴールデン・グローブ賞(Golden Globe Awards)、英国アカデミー賞(British Academy Film Awards)、映画俳優組合賞(Screen Actors Guild Awards)などの受賞歴がある。
レジャーの生前も『ダークナイト』での演技の前評判は高く、2008年7月に公開されるまでの数か月間、人々の関心は最高潮に達していった。
■無名時代から評価の高い演技
レジャーはオーストラリアのウエスタンオーストラリア(Western Australia)州パース(Perth)で1979年4月4日、フランス語の教師だった母親とカーレースのドライバーで鉱山技師でもあった父親のもとに生まれた。州を代表するほどのホッケーの腕前だったが、高校で演技に目覚め、10代でパースの実家からシドニー(Sydney)に移り、そのわずか数年後にはさらに米ハリウッド(Hollywood)へと拠点を移した。
俳優としてのキャリアは地元豪州でスタートした。まず『ホーム&アウェイ (Home and Away)』などのTVドラマに出演。その後、オーストラリア映画数作を経て、ブライアン・ブラウン(Bryan Brown)と共演した『トゥー・ハンズ 銃弾のY字路(Two Hands)』や、ハリウッド映画『恋のからさわぎ(10 Things I Hate About You)』などに出演し、2000年の『パトリオット(The Patriot)』で、メル・ギブソン(Mel Gibson)と出会う。
ギブソンは候補500人の中から息子役としてレジャーを選んだ。当時、ギブソンはレジャーを「スクリーンを明るくする無名の要素」と評価している。
その後は続けて『チョコレート(Monster's Ball)』、『ロック・ユー!(A Knight's Tale)』に出演。本格的な演技訓練をしたことはないが、2002年の『サハラに舞う羽根(The Four Feathers)』での主演から、2006年の『キャンディ(Candy)』で演じた薬物に溺れながらも愛を求める男までと幅広い役を演じ、批評家たちはその演技を称賛した。
2004年、『ブロークバック・マウンテン(Brokeback Mountain)』で共演した女優ミシェル・ウィリアムズ(Michelle Williams)と交際を始める。2005年10月には娘マチルダ・ローズ(Matilda Rose)ちゃんが生まれたが、2007年9月にウィリアムズとは別れていた。(c)AFP


