【2月15日 AFP】(一部更新)第59回ベルリン国際映画祭(Berlin Film Festival)の授賞式が14日に行われ、20年続いたペルー内戦を引きずりながら、たくましく生きる女性たちを描いた、クラウディア・ローサ(Claudia Llosa)監督(32)のスペイン、ペルー合作『ミルク・オブ・ソロー(The Milk of Sorrow)』がコンペティション部門の最高賞である金熊(Golden Bear)賞に輝いた。

 ベルリン国際映画祭59年の歴史のなかで、ペルーの作品がエントリーされたのはこれが初めてだった。

 コンペ部門の主な受賞作、受賞者は以下の通り。

★金熊賞
『ミルク・オブ・ソロー(The Milk of Sorrow)』(スペイン/ペルー)
監督―クラウディア・ローサ(Claudia Llosa)

★銀熊賞
■審査員特別賞
『エブリワンエルス(Everyone Else)』(ドイツ)
監督―マレン・アデ(Maren Ade

『ギガンテ(Gigante)』(ウルグアイ/ドイツ/アルゼンチン/オランダ)
監督―アドリアン・ビニエス(Adrian Biniez

■監督賞
アスハール・ファルハディ(Asghar Farhadi)-『アバウト・エリー(About Elly)』

■女優賞
ビルギット・ミニヒマイヤー(Birgit Minichmayr)-『エブリワンエルス』

■男優賞
ソティギ・クヤテ(Sotigui Kouyate)-『ロンドンリバー(London River)』

(c)AFP