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宮崎監督『崖の上のポニョ』、ついにヴェネチア映画祭デビュー

  • 2008年09月01日 10:10 発信地:ベネチア/イタリア
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第65回ヴェネチア国際映画祭(Venice International Film Festival)で、『崖の上のポニョ(Ponyo on the Cliff by the Sea)』の上映会フォトコールに登場した宮崎駿(Hayao Miyazaki)監督(2008年8月31日撮影)。(c)AFP/ALBERTO PIZZOLI

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【9月1日 AFP】日本アニメ界の巨匠、宮崎駿(Hayao Miyazaki)監督の新作『崖の上のポニョ(Ponyo on the Cliff by the Sea)』が、開催中の第65回ヴェネチア国際映画祭(Venice International Film Festival)で31日、公式上映された。

 物語は、5歳の少年、宗介と、小さな魚の女の子ポニョを中心に展開する。宗介はある日、頭をジャムの瓶に突っ込んだまま家の近くの海岸に打ち上げられていた小さな魚の命を救う。魚はその後、特別な力を持つ5歳の女の子ポニョへと変身するが、元人間で今は魔法使いになっている父親に、すぐに海に連れ戻されてしまう。逃げ出そうとするポニョが父親の魔法の水を解き放つと、海はふくれあがり、宗介のいる村へ大津波となって押し寄せる――。

 記者会見で宮崎監督は、1989年にディズニー(Walt Disney)が映画化したデンマークの童話作家ハンス・クリスチャン・アンデルセン(Hans Christian Andersen)原作の『人魚姫(The Little Mermaid)』と内容と類似点があるのは、意図的ではないと語った。監督は9歳のときに『人魚姫』を見たが、人間には魂があるのに人魚にはないという考えが好きではなかったという。

 また、劇中に出てくる津波は、2004年に南及び東南アジアを襲った津波を描いたわけではないと、監督は語っている。戻ってきては返っていく波が起こす災害を、人間は受け入れなければならないことを示しているのだという。

 宮崎監督にとって、今作の主なインスピレーションは子どもと海だった。複雑な海を描くのは素晴らしかったという。全編を手書きで制作したことに関しては、CG技術は便利だが過度になる可能性もあると指摘。アニメーションには鉛筆と人間が手で描くことが必要であり、監督自身もできる限り鉛筆を使い続けたいと述べている。(c)AFP

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