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エジプト映画界の巨匠 Y・シャヒーン監督、死去

  • 2008年07月28日 10:43 発信地:カイロ/エジプト
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カイロ(Cairo)で行われた仏レジオン・ドヌール勲章(Legion d’honneur)の授与式に出席したエジプトの映画監督ユーセフ・シャヒーン(Youssef Chahine、2006年11月16日撮影)。(c)AFP/KHALED DESOUKI

【7月28日 AFP】アラブ映画界の巨匠、エジプトのユーセフ・シャヒーン(Youssef Chahine)監督(82)が27日、カイロ(Cairo)南部の病院で死去した。82歳だった。

 シャヒーン監督は6月、脳内出血で昏睡状態に陥り、パリ(Paris)市内の病院に移送され手術及び治療を受けた。7月にカイロに戻ってきたものの、昏睡状態が続いていた。

 葬儀は28日にカイロで行われ、生まれ故郷のアレクサンドリア(Alexandria)にある家族の墓地に埋葬されるという。

 シャヒーン監督は、1950年にエジプトで監督デビュー。その後、『アラビアのロレンス(Lawrence of Arabia)』や『ドクトル・ジバゴ(Doctor Zhivago)』で世界にその名を知らしめた俳優オマー・シャリフ(Omar Sharif)の映画デビュー作でもメガホンを取った。

 1973年の作品『Al-Asfur(The Bird)』では、1967年の第3次中東戦争でエジプトがイスラエルに負けた原因を政治的腐敗だと描いた。その後、この作品が原因で、エジプトが自分の作品に補助金を出さなくなったと主張した。

 1990年代の3作品、『The Emigrant』、『炎のアンダルシア(Al-Massir)』、『The Other』では高い評価を得ている。

 米国の外交政策や、エジプト及びアラブ世界を批判することもあったシャヒーン監督だが、1997年に第50回カンヌ国際映画祭(Cannes Film Festival)で特別功労賞を受賞するなど、その功績は世界的にも認められている。

 エジプト映画界からは、監督の死を惜しむ声が相次いだ。俳優ヌール・エル・シェリフ(Nour El-Sherif)はシャヒーン監督を、「アラブだけではなく、世界で最も重要な映画監督のひとり」とたたえ、Daud Abd al-Sayyed監督は、「エジプト映画史に極めて貴重な作品を残した」と語った。(c)AFP
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