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カンヌ映画祭、スパイク・リー最新作は「アフリカ系米兵の貢献」に焦点

  • 2008年05月20日 22:24 発信地:カンヌ/フランス
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映画監督のスパイク・リー(Spike Lee、2008年3月26日撮影)。(c)AFP/Getty Images/Michael Buckner

【5月20日 AFP】第61回カンヌ国際映画祭(Cannes Film Festival)で19日、スパイク・リー(Spike Lee)監督の最新作『Miracle at St. Anna』の8分間の予告編が上映された。

 監督は上映後のインタビューで、「第2次世界大戦におけるアフリカ系米国人兵士の『忘れられた貢献』を描いた作品」だと語った。

 作品の原案は、米作家ジェイムズ・マクブライド(James McBride)の2002年の同名小説を読んだときにふひらめいたという。自ら脚本を起こすことも多い監督だが、今回は原作者に脚本執筆を依頼した。

 映画は、第2次世界大戦時の1944年、ドイツ・ナチスに占領されたイタリアを舞台に、米陸軍第92歩兵師団の黒人部隊「バッファローソルジャー」の4人に焦点を当てる。1人が地元の少年を助けに行ったことをきっかけに、4人は敵陣に取り残されてしまう。

 クライマックスは、イタリアのパルチザンに部隊を全滅させられたドイツ軍がその報復として行ったスタツェーマ村(Sant’Anna di Stazzema)虐殺のシーンだ。

 今や老齢になった元黒人兵たちがニューヨーク(New York)で、あの血塗られた数か月間のできごとに向き合おうと苦しむする場面も挿入される。

 監督は映画について「イタリアを舞台にしたデヴィッド・リーン(David Lean)作品」とジョークを飛ばした。デヴィッド・リーンは、『アラビアのロレンス(Lawrence of Arabia)』や『戦場にかける橋(Bridge on The River Kwai)』でアカデミー監督賞を受賞した英国の巨匠。

 また、最新作は『ドゥ・ザ・ライト・シング(Do The Right Thing)』や『ジャングル・フィーバー(Jungle Fever)』といった人種問題を軸にしたコメディドラマから脱皮したという意味で「歴史的なドラマだ」とも語った。さらには、『プライベート・ライアン(Saving Private Ryan)』『バンド・オブ・ブラザーズ(Band of Brothers)』など、これまでの第2次大戦映画とは距離を置いたものになると言う。

 米国では10月公開予定で、Disney Touchstoneから配給される。すでにフランスとイタリアの配給会社が上映権を購入しており、カンヌ映画祭でも多数の引き合いがあるという。

 主演はラズ・アロンソ(Laz Alonso)。リーの長年のお気に入り、ジョン・タトゥーロ(John Turturro)や、今回の映画祭で審査員を務めるドイツ人女優アレクサンドラ・マリア・ラーラ(Alexandra Maria Lara)が共演する。(c)AFP

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