【2月22日 AFP】第80回アカデミー賞(80th Academy Awards)の主演女優賞にノミネートされたのは以下の5人。

■マリオン・コティヤール(Marion Cotillard
--『エディット・ピアフ~愛の讃歌~(La Vie En Rose)』
:10日に発表された英国映画テレビ芸術アカデミー(British Academy Film and Television ArtsBAFTA)主催の英国アカデミー賞(British Academy Film Awards)では、本作で主演女優賞を獲得し、アカデミー賞も有望視されている。過去50年間で、フランス人女優がアカデミー賞主演女優賞を受賞したのは1959年『年上の女(Room at the Top)』のシモーヌ・シニョレ(Simone Signoret)のみ。コティヤールが受賞すれば2人目となる。現在32歳。

■ジュリー・クリスティ(Julie Christie)--『アウェイ・フロム・ハー 君を想う(Away From Her)』
:1965年に『ダーリング(Darling)』で、出世のために手段を選ばないモデル役を演じ、アカデミー賞主演女優賞を受賞。その40年後の現在、66歳になったクリスティは、今回アルツハイマー病の女性の役を演じている。

■エレン・ペイジ(Ellen Page)--『JUNO/ジュノ(Juno)』
:本作で、予期せず妊娠する10代の少女ジュノの役を演じている。理知的な役をこなすその才能から、女優ジョディ・フォスター(Jodie Foster)と比較されることも。現在21歳。

■ローラ・リニー(Laura Linney)--『The Savages
:2000年の『ユー・キャン・カウント・オン・ミー(You Can Count on Me)』、『愛についてのキンゼイ・レポート(Kinsey)』に続きアカデミー賞主演女優賞3度目のノミネートとなる。本作では、病んだ父の世話に奮闘する女性を好演している。

■ケイト・ブランシェット(Cate Blanchett)--『エリザベス:ゴールデン・エイジ(Elizabeth: The Golden Age)』
:10年前の『エリザベス(Elizabeth)』でも同じエリザベス1世(Queen Elizabeth I)の役を演じ、アカデミー賞主演女優賞にノミネートされていた。2004年には米実業家ハワード・ヒューズ(Howard Hughes)の生涯を描いた伝記映画『アビエイター(The Aviator)』でキャサリン・ヘプバーン(Katharine Hepburn)の役を演じ、アカデミー賞助演女優賞に輝いた。(c)AFP