米ニューヨークの国連(UN)本部で会見するジョージ・クルーニー(George Clooney、2006年12月15日撮影)。(c)AFP/Stan HONDA
【2月5日 AFP】3か月近く続いた米脚本家組合(WGA)のスト交渉にようやく解決の兆しが見えた。開催が危ぶまれていたアカデミー賞(Academy Awards)授賞式も、主催者側が予定どおり2月24日の実施を明らかにし、ジョージ・クルーニー(George Clooney)をはじめとするオスカー候補者らが組合の決定を応援・歓迎するコメントを相次ぎ出している。
法廷スリラー『マイケル・クレイトン(Michael Clayton)』で主演男優賞(ドラマ部門)にノミネートされているクルーニーはオスカー・ノミニーによる恒例の昼食会の席で、「スト交渉が合意に至ったもよう」とのニュースに「大いなる前進だ」とコメントした。
「今はまだ仮合意で、これから正式承認されることになるのだろう。正式合意に至る見込みは十分あると思う。大いなる前進だ。ストによる疲弊が業界に広がっているし、交渉が長引けばそれだけ交渉意欲は減っていくものだ。できるだけ早急に解決されることを望んでいる」
ストの影響で今年のハリウッドは、ゴールデングローブ賞(Golden Globes)をはじめとする主要な映画賞の授賞式が中止になっている。しかし交渉は前週末になってようやく解決の兆しを見せ、早ければ今週中にも決着するのではないかと推測されている。
クルーニーのほかには、米国の医療制度を描いた『シッコ(Sicko)』で長編ドキュメンタリー部門にノミネートされたマイケル・ムーア(Michael Moore)監督が、WGAの交渉相手であるスタジオ側の交渉姿勢を「不誠実」と非難。「WGAが求めたのは1ドル当たりわずか2セントのアップ。たったの2セントでハリウッド全体が活動を停止するなんて妙な話だ。スタジオ側が誠実に交渉に臨まなかったのは残念だ。いずれにしても、ストなんか早く終わってほしいよ」
また『イースタン・プロミセズ(原題、Eastern Promises)』で主演男優賞(ドラマ部門)にノミネートされているヴィゴ・モーテンセン(Viggo Mortensen)は、「ストの解決を望んでいる。適切に解決することをね」と語った。「スタジオ側は遅かれ早かれ報酬制度を調整することになる。正しい判断を下すべきだし、やるなら今だね。今度こそ解決すると思っているよ」
『マイケル・クレイトン』で監督賞にノミネートされているトニー・ギルロイ(Tony Gilroy)監督は、授賞式を楽しみにしているが、スト交渉が決裂した場合には出席しないとの意向を明らかにした。「大勢の関係者が仕事もできず、映画業界がこういう経済状況にあるなかで、わたしがドレスアップして授賞式に出るかどうかなんて大した問題じゃない。心の底からストの解決を望んでいる。WGAがサインできるような、適切な合意に至ることをね」と監督は語った。
『レミーのおいしいレストラン(Ratatouille)』で長編アニメ映画賞にノミネートされているブラッド・バード(Brad Bird)監督も、交渉決裂の場合には授賞式に出席しないつもりだと語った。「(解決に向かっているようで)安心している。双方が納得のいく合意に至れることを期待しているよ。われわれみんな、それを望んでいる。万が一ストが続行するなら、授賞式には出ないつもりだ」(c)AFP/Rob Woollard
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