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ショーン・ペン、小説「荒野へ」を映画化、自分探しに旅に出た青年を描く

  • 2007年10月25日 22:13 発信地:ローマ/イタリア
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2007年10月24日、第2回ローマ国際映画祭(2nd Rome Film Festival)で行われた『Into The Wild』の上映会に出席したショーン・ペン(Sean Penn)監督。(c)AFP/Filippo Monteforte

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【10月25日 AFP】イタリアのローマ(Roma)で開催中の第2回ローマ国際映画祭(2nd Rome Film Festival)で24日、米俳優ショーン・ペン(Sean Penn)が監督した『Into The Wild』が上映された。

 実在した青年クリス・マッカンドレス(Chris McCandless)の自分探しの旅とその悲劇的な結末を描いた本作は、1997年のジョン・クラワカー(Jon Krakauer)による同名小説(邦題:「荒野へ」)を映画化したもの。

 しかし、映画の完成には長い時間を要した。クリスの両親のウォルト・マッカンドレス(Walt McCandless)さんとビリー・マッカンドレス(Billie McCandless)さん夫妻が映画化を許可しなかったためだ。

「夫妻が映画化を認めてくれるまで10年間待った。僕も頑固者だからね」(ショーン・ペン)

 作家のジャック・ロンドン(Jack London)やヘンリー・デイヴィッド・ソロー(Henry David Thoreau)に刺激を受けたクリスは、大学を優秀な成績で卒業しながら、蓄えた貯金のすべてを慈善団体に寄付し、無鉄砲とも言える夢を追いかける旅に出る。

 2年にわたるクリスの旅は、アリゾナ(Arizona)州からカリフォルニア(California)州、サウスダコタ(South Dakota)州などを巡り、アラスカ(Alaska)州へと続く。

 映画のテーマについてショーン・ペンは、「現代社会における何かから逃亡したいという衝動的願望も、テーマの一つであることは確かだ。しかし底辺に流れる最大のテーマは、クリス自身にとって意味ある何か、そして真実の自分自身を探求し続けることだ。自由と自由を追い求めることの素晴らしさを描いた作品なんだ」と語った。

 ペンはまた、「現代の米国の若者には、もっとリスクへの挑戦が必要だ」との考えを語った。「無謀な危険を冒せという意味ではないが、居心地の良い環境から飛び出して、ワクワクするような挑戦をすべきだ」という。

「今の若者たちに必要なのは、まず自分自身を理解すること。そうすれば、何をすべきか、どうやって行動すべきかが発見できるはずだ。大切なのは、一人一人がそれぞれの方法で、そのための心構えをしておくということだ」(ショーン・ペン)
 
 一方、クリスを演じた俳優エミール・ハーシュ(Emile Hirsch)は、役作りのため実際にクリスの家族と会っており、その時のことについて語ってくれた。

 姉のCarineさんは、まるでクリスがまだ生きていて、そこにいるかのようにがクリスについて語ったという。

 ハーシュは、クリスの役をできるだけ真実の彼の姿に近づけようと努力したとう。

「クリスを殉教者化してしまわないよう、気をつけた。彼が自己中心的だったり、子どもっぽかったり、無謀だった場面では、ありのままに演じるよう努力した」(エミール・ハーシュ)

 ショーン・ペンは『ミスティック・リバー(Mystic River)』(2003年)でアカデミー賞最優秀主演男優賞を獲得しているが、本作を含めて4作品で監督も務めている。これについて、ペンは「監督という仕事が、ますます好きになってきた」と語っている。

 米国で既に公開されている『Into The Wild』は、ローマ国際映画祭のコンペ外部門に出品されている。(c)AFP/Gina Doggett

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