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第64回ヴェネチア国際映画祭 ウッディ・アレン監督の最新作は心の闇を描く

  • 2007年09月03日 14:38 発信地:ベネチア/イタリア
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2007年9月2日、第64回ヴェネチア国際映画祭(64th Venice International Film Festival)にて上映された『Cassandra’s Dream』のフォトコールに登場したウッディ・アレン(Woody Allen)監督。(c)AFP/ALBERTO PIZZOLI

【9月3日 AFP】第64回ヴェネチア国際映画祭(64th Venice International Film Festival)で2日、ウッディ・アレン(Woody Allen、71)監督の『Cassandra’s Dream』がコンペティション部門外で上映された。

同日開催された記者会見でアレン監督は、「以前から殺人とそれにまつわる影の側面に興味がありました。殺人や罪というのはドラマを作り上げる古典的な要素で、殺人は脚本家や映画制作者が何世紀にもわたって使ってきた道具です。」と話した。

同映画はトム・ウィルキンソン(Tom Wilkinson)演じる裕福な叔父が、コリン・ファレル(Colin Farrell)とユアン・マクレガー(Ewan McGregor)演じる兄弟を、弱みにつけ込んで殺人の陰謀に仕向けるストーリー。ひとりは女性、もうひとりはギャンブルでの弱みを握られている。

また、「罪」は同映画が描く悲劇に深みを出させている。「私はいつも罪と一緒です。罪はコインの表にも裏にもなるテーマです。」と、喜劇も悲劇も得意とする、『アニー・ホール(Annie Hall)』や『ウッディ・アレンの重罪と軽罪(Crimes and Misdemeanours)』『マッチ・ポイント(Match Point)』を生み出したアレン監督は語る。「人生そのもの、が途方もなく悲惨な出来事です。ほんとうにむちゃくちゃな事ですが、面白いひと時があるんです。」と付け加えた。

同日上映のブラッド・ピット(Brad Pitt)とケイシー・アフレック(Casey Affleck)主演の『The Assassination of Jesse James by the Coward Robert Ford』でも殺人が話の核になる。

「偉大な70年代映画の再来」とピットが言う2時間半におよぶ壮大なスケールの同映画は、ピット演じるカリスマ的ギャングJesse Jamesと彼を裏切る崇拝者との間の複雑な関係を探る。鼻声のアフレック演じるRobert Fordは、虚勢を張って謙虚に振舞うピットをあらゆる場面で不安にさせる。原作はロン・ハンセン(Ron Hansen)1983年の同盟小説。

同映画のアンドリュー・ドミニク(Andrew Dominik)監督は、「人生のようなもので、私たちは他人とよりも自分自身との戦いで精一杯だ。」と映画で自身と葛藤する登場人物たちが広い意味でのメッセージだと話す。

3日にはウェス・アンダーソン(Wes Anderson)監督の『The Darjeeling Limited』や中国の姜文(Jiang Wen)監督の『Taiyang Zhaochang ShenqiThe Sun Also Rises)』が上映される。(c)AFP/Gina Doggett

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