【7月3日 AFP】ピクサー(Pixar)の新作アニメ映画『レミーのおいしいレストラン(Ratatouille)』が、2日に発表された北米興行成績で『ダイ・ハード4.0(Die Hard 4.0)』を破り、トップに輝いた。

 興行成績調査会社Exhibitor Relationsによれば、パリ一番のシェフになることを夢見るネズミのレミーを描いた『レミーのおいしいレストラン』が、4700万ドル(約57億6000万円)の興行収入を上げ1位。ブルース・ウィリス演じるニューヨーク市警ジョン・マクレーン(John McClane)のシリーズ最新作『ダイ・ハード4.0』が3340万ドル(約40億9000万円)で2位となった。

 1510万ドル(約18億5000万円)で3位となった『Evan Almighty』は、モーガン・フリーマン(Morgan Freeman)演じる神に導かれる現代版ノア(Noah)を、スティーヴ・カレル(Steve Carell)が演じたコメディ。

 スティーブン・キング(Stephen King)の原作を映画化した『1408』は、1070万ドル(約13億1000万円)で4位となった。このスリラーは、ジョン・キューザック(John Cusack)演じる超常現象を解明することで有名な作家が、幽霊が出没するというホテルの一室で過ごす体験を描いたストーリー。

 人気アメコミを映画化した『ファンタスティック・フォー:銀河の危機(Fantastic Four: Rise of the Silver Surfer)』は、910万ドル(約11億1000万円)で5位、妊娠にまつわるコメディ『Knocked Up』は730万ドル(約8億9000万円)で6位に入った。

 さらにジョージ・クルーニー(George Clooney)や(Brad Pitt)ら豪華スターが共演する、シリーズ3作目『オーシャンズ13(Ocean’s Thirteen)』は610万ドル(約7億4000万円)で7位に終わった。

 ジョニー・デップ(Johnny Depp)主演の『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド(Pirates of the Caribbean/At World’s End)』は500万ドル(約6億1000万円)の興行収入を上げ、8位で6週目を終えた。6週間の興行収入の合計は、2億9570万ドル(約362億円)になる。

 米医療業界の問題を描いたマイケル・ムーア(Michael Moore)監督の『シッコ(Sicko)』は、450万ドル(約5億5000万円)で9位。

 クレア・デーンズ(Claire Danes)、メリル・ストリープ(Meryl Streep)、グレン・クローズ(Glenn Close)らを擁したにもかかわらず、350万ドル(約4億2000万円)で10位に終わったのは、公開1週目の『Evening』だった。

 11位は『シュレック3(Shrek the Third)』、12位は『サーフズ・アップ(Surf’s Up)』で、興行収入はそれぞれ270万ドル(約3億3000万円)、250万ドル(約3億円)だった。(c)AFP