【香港 21日 AFP】韓国の大ヒットホラー映画「グエムル -漢江の怪物-(英題:The Host)」が20日、アジア全体から最高峰の映画を決めようという初の試み「第1回アジア・フィルム・アワード(The Asian Film Awards)」で作品賞、男優賞を含む4つの賞を受賞するという快挙を達成した。
■「グエムル」で盛り上がった初回
米軍の要人により川に廃棄された、毒性物質により生まれた怪物を描いた同作品は、視覚効果賞と撮影賞も受賞した。
韓国人俳優ソン・ガンホ(Song Kang-Ho)はこの映画で、同国のアイドル、ピ(Rain)や香港の人気俳優アンディ・ラウ(Andy Lau)、チャン・チェン(Chang Chen)を抑えて男優賞に輝いた。
「この賞を頂いて、そしてアジアの素晴らしい映画製作者の方々とこの場でご一緒できてとても光栄です」ソンは述べた。
中国の賈樟柯(ジャ・ジャンクー、Jia Zhang-Ke)監督には監督賞が贈られた。
■中谷美紀が女優賞を受賞
女優賞は「嫌われ松子の一生(英題:Memories of Matsuko)」の中谷美紀(Miki Nakatani)が、中国のスター、コン・リー(Gong Li)やチャン・ツィイー(Zhang Ziyi)らを抑えて受賞している。
「この賞を頂けるなんて全く思っていませんでしたので、とても驚いたと同時に、光栄です…これからもいい映画を作るように頑張ります」中谷は香港の数千人の観客を前にこう語った。
オリジナル音楽賞は「Opera Jawa」を手掛けたインドネシアのRahayu Supanggahが、第56回ベルリン国際映画祭(Berlin International Film Festival、Berlinale)で音楽賞に輝いたピーター・カム(Peter Kam)を抑えての受賞を果たした。
編集賞は「Sang sattawat(英題:Syndromes And A Century)」を手掛けたタイのLee Chatametikoolの手に渡り、美術賞は中国映画「夜宴(英題:The Banquet)」を手掛けたティン・イップ(Tim Yip)が受賞した。
脚本賞にはイラン映画「Men At Work」のマニ・ハギギ(Mani Haghighi)が輝いた。
■ベテラン女優ジョセフィン・シャオに賞賛の嵐
また、「フィフス・エレメント(The Fifth Element)」や「レオン(Leon - The Professional)」で有名な仏監督リュック・ベッソン(Luc Besson)は、アジア映画への貢献が称えられた香港の女優ジョセフィン・シャオ(Josephine Siao Fong-fong)に賞を贈るプレゼンターを務めた。
黒のロングドレスに身を包んだ、60歳になったばかりのシャオにはオーディエンスからスタンディングオベーションが巻き起こった。
「60歳の誕生日には最高のプレゼントです。私には価しません。映画には10年以上出演していないのですから。これまで本当に沢山の映画製作者がいました」60年代後半からアイドルとして活躍し始め、「女人、四十。(Summer Snow)」では、1995年ベルリン国際映画祭の主演女優賞を受賞したシャオは語った。
アンディ・ラウはアジアで最も高額の興行収入を誇る俳優として受賞した。
30年以上のキャリアを持つ、米映画理論家デヴィッド・ボードウェル(David Bordwell)は、その「アジア映画の学問的研究」を称えられた。
会場に訪れたスターの中には、007映画でボンドガールを務めた女優のミシェル・ヨー(Michelle Yeoh)や韓国人監督パク・チャヌク(Park Chan-Wook)らの姿もあった。
写真は20日、香港で開催されているアジア・フィルム・アワードで主演女優賞を受賞した中谷美紀。(c)AFP/SAMANTHA SIN
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