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第79回アカデミー賞>授賞式直前豆知識、あまり知られていないオスカー像の由来 - 米国

  • 2007年02月25日 16:39 発信地:米国
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写真は、授賞式直前の準備に追われるコダック・シアター会場前にて撮影。(c)AFP/GABRIEL BOUYS

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    【ハリウッド/米国 25日 AFP】79年という時を経て、ハリウッドの象徴となってきたオスカー像が、その本来の名を失いつつある。

    ■アカデミー賞のはじまり

     金色に輝くオスカー像は、本来「アカデミー功績賞(The Academy Award of Merit)」という名を持つ。映画芸術科学アカデミー(The Academy of Motion Picture Arts and Sciences)が1927年、米国映画産業の発展を目的に生み出した映画賞である。

     当初は36人ばかりの会員で、初代会長には俳優のダグラス・フェアバンクス(Douglas Fairbanks)を迎え、映画産業全般に関する功績に対し授与される賞として始められた。

     メトロ・ゴールドウィン・マイヤー(通称MGM: Metro-Goldwyn-Mayer)でアートディレクターを務めていた、セドリック・ギボンズ(Cedric Gibbons)がそのデザインを担当し、剣を手にした騎士をフィルムのリールに立たせたオスカー像が誕生したのだ。

    ■記念すべき第一回目

     このような慎ましい歴史を持つオスカー像は今や、世界的名誉を象徴する存在となった。そんな記念すべき第1回アカデミー賞授賞式は、1929年5月16日、ハリウッドのルーズベルト・ホテル(Roosevelt Hotel)で開かれた。270名ほどの来賓を招いたそのシンプルな晩餐会で、フェアバンクスはわずか15分で、15体のオスカー像をそれぞれ授与した。

     皮肉にも、第1回目の授賞式が行われたのは、今年で79回目を迎えるコダックシアター(Kodak Theatre)のすぐそばである。今やアカデミー賞授賞式は、3300人以上のスターと政界の実力者が集まる一大イベントになった。

     きらびやかな授賞式は3時間を要し、約50の賞が世界中が注目する中で授与される。そしてレッドカーペットの「ランウェイ」で繰り広げられる世界一豪華なファッションショーは、本来の授賞式と並ぶほどの注目度を集めている。

    ■時代と共に変身したオスカー像

     第1回アカデミー賞以来、約2500体のオスカー像がスター達の功績を讃えてきた。大戦時を除いて、その豪華絢爛ぶりは熱を増すばかりである。当初はブロンズでできていたオスカー像は、第二次世界大戦中、金属の不足から、石膏で作られていた。その後、名誉を取り戻すべく金メッキ製に変わり、現在に至る。

     実物を見る機会の少ないオスカー像は、高さ34cm、重さ3.85kgと結構なサイズである。1945年に台座部分が少し高くなった事を除いては、その大きさは誕生以変わっていない。

    ■気になる「オスカー」の由来

     そして、気になる「オスカー」というニックネームの由来は未だ謎に包まれたままだ。主な由来説は3つある。

     一つは、アカデミー会員のエクゼクティブ・ディレクターのマーガレット・ヘリック(Margaret Herrick)がトロフィーのデザイン画を見た際、「おじさんのオスカーにそっくりだわ」と言った事から、その名が使われるようになったという。

     別の説としては、オスカー賞を受賞した女優のベティ・デイヴィス(Bette Davis)が、トロフィーの後部が、夫のハモン・オスカー・ネルソン(Harmon Oscar Nelson)の後ろ姿にそっくりだと仲間にささやいたことに端を発しているというものだ。

     そして最後の説は、コラムニストのシドニー・スコルスキー(Sidney Skolsky)が1934年に書いた記事で、「オスカー君(主演女優賞)は、ヘップバーン(Katherine Hepburn)のものだ」と記したことだ。

     このように、様々が説があるものの、アカデミー協会自体はこの「オスカー」というニックネームを、1939年まで使わなかった。

    ■現在世界中の約10億人の人々に見守られ

     始めはラジオでその受賞が放送されていたアカデミー賞だが、1953年には白黒テレビでの放映が開始され、その後1966年にカラーで映像を観ることができるようになった。

     当初は、授賞式後即座に結果を伝えることができるよう、前もってその内容が新聞社に告知されていた。選ばれた者だけが参加できるこの一大セレモニーを、現在世界中で約10億の人々が観ているという。

    写真は、授賞式直前の準備に追われるコダック・シアター会場前にて撮影。(c)AFP/GABRIEL BOUYS

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