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senken h 98>カルチャー:大阪・緑橋―モノ作りが息づくまち

  • 2009年11月24日 11:05 発信地:東京
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「燈」(あかり)に出店し、オリジナルの既製品とオーダーに対応している「創作帽子 桂-key-」。(TEL 090・6828・0012)。(c) senken h / photo:Hiroshi MIMURA

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【11月24日 senken h】長屋や文化住宅、銭湯、商店街など、どこか懐かしい雰囲気の中に、帽子の工場や紳士服の縫製工場、印刷工場、鉄工所など中小の工場が点在する緑橋。これまであまり注目を集めることのなかった静かなエリアだが、街に根付くモノ作りのDNAを背景に、自らの作品を発信する人たちが集まり始め、いま目の離せないスポットになりつつある。

 街を散策する起点となるのは2008年9月にオープンした町家再生複合施設「燈」(あかり)。大正初期に建てられた町家を改装したもので、大切に使われてきた建物ならではの、あたたかい雰囲気が漂っている。その一角にオリジナルの既製品とオーダー対応の「創作帽子 桂-key-」を出店している桂田秀人さんは、「親父の代からだと60年、この街で帽子メーカーを続けてきた」。安価な海外品に押されがちな国産品だが、職人魂をかけ、使う人が満足する帽子を提供している。

 今年4月にスタートした「白山ハンドメイドぎゃらりー」は、各地の手作り市に参加しているクリエーターの作品発表の場。陶器や流木工芸品、布製品、漆器、ガラス、ガーデニンググッズなどの展示スペースと陶芸教室がある。元はギャラリーの中心メンバーの小松原悦裕さんの父が経営する鉄工所の跡。スペースに余裕があるので、将来的にはカフェも併設して、モノ作りを楽しむスペースにする計画だ。

 梅田や心斎橋、難波など他の大阪の商業エリアと比べたら緑橋は小さなまちだが、それだけに自分らしい楽しみ方を発見できる場所になるかもしれない。

■コメント:緑橋を拠点とする帽子メーカー「イーズゥー」代表 中田昌樹さん
「自分自身の感覚、こだわりを大切にしながらモノ作りするには、今はここしかないと思っています。私が住んでいるのは郊外ですが、ここに来ると路地の奥には昔から住んでいる人がいて、商店街には八百屋さん、お肉屋さん、お風呂屋さんなど日常に必要なものを商ういろいろなお店がある。そんな風景の中で、朝一番に生地を担いで貼り屋さんに行って、仕上がったら裁断屋さん、縫製屋さんと職人のおっちゃん、おばちゃんを回りながら帽子を仕上げます。分業していますが、生活と仕事の距離が近いこの街には『自分の工程は責任を持ってきっちり仕上げる』という職人気質が全体に根付いています」(c)senken h

【関連情報】
特集:senken h 98
燈 公式サイト
イーズゥー 公式サイト

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